目的

可変焦点レンズアレイ

「液体への直接有機膜蒸着による可変焦点レンズアレイ」の研究開発は、液体表面へのパリレン成膜方法(Parylene-On-Liquid-Depositio:POLD)を用いた液体封止の可変焦点レンズの特性を向上し、その実用化を目的に生産方法と量産技術の確立を目指したものである。
本研究開発で、POLD可変焦点レンズの知財権に関する独創性・優位性、POLDレンズの特徴と競合技術に対する利点、その需要見込み、市場性、事業化の可能性が確認できた。また、ファウンドリ外注先を選定し、製造プロセスをファウンドリの設備へ適用・改善・最適化できた。製造技術を確立し、ファウンドリ外注で量産を目指す一番重要な目標に関しても達成できた。しかも、選定したファウンドリ外注先は、POLD可変焦点レンズに強い興味を示し、事業化に際してのファウンドリ先の目処が得られた。
本研究開発は、平成23年12月から平成26年11月までJST研究成果最適展開支援プログラム・起業挑戦タイプ(若手起業育成)において進められた。