目的

液滴振動型粘度計

わずか1μLの液体の粘度を、正確かつ高速に測定できる小型の粘度計を実現する。従来とは異なる測定原理に基づいた液滴振動による測定方法で、微量液滴の粘度を正確かつ高速に測定する。測定対象としては、食品・化学薬品・医薬品などを想定する。例えば、年代や健康状態に合わせて食品の粘度を調整することで、誤嚥事故を減らすことができる。また、MEMSセンサは量産性が高いので、小型の粘度計やディスポーザブルな検査チップも可能である。微量であるがゆえに、測定に要する時間は約30秒と非常に短い。
本研究は公益財団法人JKAの平成29年度補助金を受けて実施されたものである。
[研究成果]